オンライン英会話:効果的なテキストの選び方とおすすめスクール5選
よく読まれている記事 【体験談】オンライン英会話の無料体験を6社受けました。選び方とは
もくじ
▶目的別に開発されている、オンライン英会話スクールのオリジナルテキストとは
▶オンライン英会話で市販のテキストを使う際の注意点とおすすめ教材
▶オンライン英会話で英会話学習サイトを使うのもOKです
▶テキストから見るオンライン英会話スクール、おすすめ5選
▶まとめ
オンライン英会話で使われるテキストの種類とは?
通学の英会話スクールなら、決められたテキストを購入することになる場合が多いと思いますが、オンライン英会話のオリジナルテキストは、ほとんどが無料で提供されていて、その中から好きなテキストを自分で選びレッスンが受けられます。レッスンごとにテキストを変えることも自由ですし、たとえスクールを変えたとしても高額なテキストが無駄になる心配もありません。
オリジナルテキスト以外にも、市販の英会話テキストやサイトを利用してのレッスンも受けられ、自由度が高いことがオンライン英会話の魅力です。ただ、自由度が高いということは、自分で責任を持たなければならないと言うことにもなりますので、テキスト選びに悩む人も多いことでしょう。
オンライン英会話では、一般的に下記のようなテキストが利用されています。
1.スクールオリジナルテキスト
2.市販の英会話テキスト
3.インターネットサイト
では、各テキストについて詳しくみていきましょう。
目的別に開発されている、オンライン英会話スクールのオリジナルテキストとは
各スクールは、生徒のニーズに合わせ、様々な種類のテキストを独自に開発しています。
それぞれのテキストはレベル別に分けられ、初級者から上級者にまで対応できるように作られています。平均的な対応レベルを併記しましたが、例外もありますので参考としてお考え下さい。
日常英会話(初級者~中級者)
ほぼ全てのスクールで基本となるテキストです。挨拶や自己紹介から、日常使われるフレーズを学べます。
✔特徴・おすすめな点
ほとんどのスクールでオリジナルテキストが準備されており、初級者の場合、一番進めやすいテキストです。進め方も決まっているので、どの講師にあたっても同じレッスンが受けられます。特に英会話になれていないため、緊張してしまったり、進み方がわからず不安な場合はこのテキストから入ると、やるべきこと、その日の目標が明確なので学習しやすいと思います。
✔注意するポイントと進め方
講師の後に続いて単語を発音、講師とテキストの会話を読む、テキストにある質問に本文中の文章を使って答える、などのワンパターンの練習になってしまう傾向があります。日本人は話せなくても基礎文法力はある人が多いので、自分でスラスラ言えないけれど、読めば易しい英文をただ読んだだけで終わってしまうことがあるかもしれません。レッスン後にはフレーズを暗唱したり、自分に置き換えて練習したり、自分で使える英語にするための復習も大切です。
講師選びも、テキストをカリキュラム通りに進める以外に、生徒から独自のフレーズを引き出すような工夫をしてくれる講師を選びたいところです。ただ、それにはテキストをしっかりこなす生徒側の余裕も必要なので、しっかり予習復習をしてレッスンに臨みましょう。
文法テキスト(初級者~中級者)
外国語を学ぶ上で大切な基礎文法を、順を追って学べます。
✔特徴・おすすめな点
大人になって外国語を学ぶ場合、その言語の基本的語順、時制など、最低でも中学レベルの文法力をつけておかないと一定以上の上達は困難です。多くのスクールで、英語を基礎から学びたい人のために、入門から高校卒業レベル程度の文法が学習できるオリジナルテキストを用意しています。
✔注意するポイントと進め方
日本人は、英会話は苦手でも文法は中学高校とある程度学んできている人がほとんどです。もちろん講師の英語での説明を聞くことも勉強ですが、“This is a pen.” から勉強を始めても少し易しすぎるかもしれません。テキストは予め確認できますので、自分の苦手な単元を確認のために受講するなど、自分なりに考えてレッスンを組み立てるようにしてください。英文法は独学でも復習できることもお忘れなく。
発音(全レベル)
スクールごとに、工夫をこらしたテキストで発音のポイントやコツが学べます。
✔特徴・おすすめな点
同じ発音記号の単語の練習、似た音の練習、練習の要素が入った英文を読んで講師が発音の間違いを直すなどの方法で練習ができます。
✔注意するポイントと進め方
発音の得意不得意は人それぞれです。レッスンで読み間違いを訂正される以外に、度々発音そのものを直される場合は受講を考えてもいいかもしれません。一通りの発音の特徴を知っておくことはいいことです。日本人はネイティブの発音=いい発音(当たり前です)、いかにも日本人的な発音=悪い発音と思ってしまいがちですが、ゆっくりでも、正しい文法と正しい発音で話すことが大切です。あまり神経質になり過ぎると、話すこと自体が不安になってしまいます。ネイティブの発音ではなく、ネイティブに通じる発音を目標に、どうしても苦手な発音があれば、その発音を集中的に一度練習してみてはいかがでしょうか。
海外旅行用テキスト(初級者~中級者)
海外旅行用テキストも、ほとんどのスクールで準備されています。海外旅行で使うフレーズを、様々なシーンごとに学べます。
✔特徴・おすすめな点
講師と一緒に練習することで、例えば講師が空港職員、生徒が旅行者になり、ロールプレイを通して旅行で使われるフレーズの練習をすることができますので、本などを利用して独学で学ぶより、実践的に練習することができます。
✔注意するポイントと進め方
旅行先で現地の人とコミュニケーションを取るために英会話を学んでいる人も多いと思います。日本人の場合、比較的空港でのチェックも厳しくないので、入国審査くらいなら、覚えたフレーズで通じると思いますが、その先はレッスンのようにはいかないのが現実かもしれません。もちろん様々な状況でのフレーズを練習しておくことは大切ですし、予行練習することは自信にもなりますが、最終的に旅先で上手にコミュニケーションを取るには基本的な英会話力を上げることが一番です。暗記に頼らず、旅行前に実際に必要になると思われる場面での会話や、困ったときに慌てないためのフレーズを練習するなど、テキストを自分なりに利用しましょう。
各スクール独自のオリジナルテキスト
上記以外にも、各スクールで独自に開発した様々なテキストが用意されていて、スクールごとに工夫が凝らされています。
・単語力強化
・漫画や小説を利用したテキスト
・おもてなし英会話
・職業別英会話
・初級者から挑戦できるトピックカンバセ―ション などなど
同じ日常会話テキストでも、スクールによって体裁や進め方もだいぶ違います。スクールを決める時には、是非どんなテキストがあるのか確認して、レッスンの組み立てをイメージしてから決めて下さい。
中級以上に適したテキスト
以下に中級以上対象に準備されたスクールオリジナルテキストを紹介します。中には初心者でもチャレンジできる内容の場合もありますので、テキストをチェックしてチャレンジできそうなものには、必要に応じてどんどん挑戦して下さい。但し、難し過ぎるテキストを選ぶことはお勧めできません。
✔トピックカンバセ―ション・ディスカッション(中級~)
一つのテーマにそった写真やニュースについて会話を進めます。
✔ニュース・記事
ニュースや様々なトピックの記事を読みながら時事問題について会話します。
✔ビジネス(中級~)
ビジネスで使われるフレーズを学べます。
✔TOEIC対策(初中級~)
TOEIC対策用のテキストを用意しているスクールもあります。
多くのスクールで準備している一般的なオリジナルテキストを紹介してきましたが、自分が学びたいと思えるテキストがあるかを確認することも、スクール選びの大きなポイントになるでしょう。
オンライン英会話で市販のテキストを使う際の注意点とおすすめ教材
オンライン英会話では、オリジナルテキストの他にも市販されているテキストが利用できるスクールも沢山あります。中には市販のテキストが指定されているスクールもあります。一般的に使われている市販の英会話テキストを紹介します。
✔市販のテキストの特徴とおすすめな点
テキストとしては、オックスフォード大学とケンブリッジ大学が出版しているテキストが有名です。ここで紹介しているテキストはどれも初級者から学習できるテキストです。例えば同じオックスフォード大学出版から出されている教材でも、種類によって対象者が違ったり、アプローチ方法が違ったりしているので、中身を確認して、内容とレベルが自分に合ったものを選ぶことをお勧めします。世界中で長く使われている教材なので信頼感があります。
✔注意するポイントと進め方
海外のテキストなので、基本的に中身は全て英語です。英語に慣れていないと、始めは戸惑うかもしれませんが、よくレベルを確認して自分に合ったテキストを選んで下さい。中身が英語なので難しそうに感じてしまい、いざ始めてみると易しすぎたなんて言うことがあるかもしれません。CD付きなどもありますが、講師と一緒に学習する作りになっているので、独学向きではありません。
Let’s Goシリーズ(全6巻)
オックスフォード大学出版による子供向けの英会話テキストです。歌や音楽、フォニックスなどを取り入れ、子供が飽きないように工夫されていますので、大人でも、そのような学習から始めたい初心者には楽しく学べます。
Side by Sideシリーズ(全4巻)
初心者向けのテキストで、英語の4技能をバランスよく学べます。とても人気のある英会話テキストで、オンライン英会話でもお勧め教材としているスクールも多いようです。英英辞書で有名なロングマンの出版です。
Passportシリーズ(全2巻)
オックスフォード大学出版の海外旅行での英会話に特化した日本人向けのテキストです。色々な国に言った気分で学習できます。各国の情報なども楽しめます。
Speak Nowシリーズ(全4巻)
オックスフォード大学出版の、スピーキングに重点を置いた英会話テキストです。日常の様々な場面を題材に英会話力を鍛えていきます。中学レベルの語彙と文法レベルからスタートします。
Interchange(全4巻)
ケンブリッジ大学出版の英会話テキストです。これまで紹介したテキストに比べ、大人向けに知識を得られるような内容になっています。初級者から学べるテキストですが、取り上げた内容によっては難しく感じる場合があるかもしれません。
他にも自分で気に入った市販のテキストを利用できる場合もあります。その場合でも、使いたいテキストによっては、講師が対応できない場合もありますので、事前に問い合わせた方が安心です。ここで紹介したテキストは、先にもお話ししたように、講師と生徒でレッスンを行う前提で作られているテキストです。独学用のテキストでは、講師についてもらってレッスンするのに向いていないものもありますので、選ぶ際は注意して下さい。
オンライン英会話で英会話学習サイトを使うのもOKです
スクールによっては、VOAのニュースサイトなど、Webサイトを利用したレッスンを提供している場合もあります。どこのスクールでも対応できるわけではありませんが、自分で選んだテキストを自由に利用できるスクールの場合、気に入った学習サイトを利用してレッスンを受けることも可能です。
例えばBBCのLEARNING ENGLISHというサイトに、初心者向けの学習コースもあります。ただ、内容が全て英語なので、自分一人で進めて行くのは少し大変かもしれません。そのようなサイトを自身で予習し、わからないところや自信のないところを講師と一緒に復習してもらうというような使い方をすれば、決まったテキストで決まったレッスンを受けるより、ずっと自分自身の学習にもなりますし、有意義なレッスンを受けられるかもしれません。
テキストから見るオンライン英会話スクール、おすすめ5選
どんなテキストを用意しているかもオンライン英会話の一つの「売り」とも言えます。ここでは、テキストの視点からオンライン英会話スクールを紹介します。各スクールの体験談は【体験談】オンライン英会話の無料体験を6社受けました。選び方とは で紹介していますので、参考にして下さい。
DMM英会話
DMM英会話は、なんといってもテキストが豊富です。それもすべてを無料で利用できます。初級から上級にまで対応しているオリジナルテキストが20種類以上、更にこの記事でも紹介した市販のテキストに加え、市販の英検対策教材や人気の瞬間英作文シリーズ、英語の耳シリーズなども無料で使うことができます。その数は合計で6,909回のレッスン分になるそうです。
hanaso
hanasoでは、hanasoメソッドというオリジナルの学習法を推奨し、オリジナルテキストでその学習法を実践できるようになっています。3つのステップで学んだことを定着させる学習法です。hanasoメソッド対応のオリジナルテキストを利用することで、復習システム、及びレッスン中での復習により、学びっぱなしにせず、繰り返し学習できます。
ネイティブキャンプ
Native Campにも様々なテキストがありますが、各テキストについてお勧めやレッスンの流れ、コースによってはコース全体の流れが説明されているので、初めてのテキストでも安心して受講できます。テキストの内容もシンプルでわかりやすく、他社にはあまりない工夫もされているので日常会話以外のテキストも学びやすいと感じます。
QQEnglish
初級から中級レベルにお勧めの独自開発のQQE Basicsというオリジナルテキストがあります。リスニング強化しながら4技能をバランスよく学べるように1ユニットがまとめられています。レベル5まで修了すると高校卒業レベルまでの文法もカバーできます。
レアジョブ
レベルごとに系統立てたカリキュラムで学べるようにテキストが揃えられています。一つに絞らず、発音、文法、会話など同レベルのテキストをバランスよく受講していくことを推奨しています。カウンセラー制度が充実していますので、自分に合ったテキストを相談しながら進められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。初心者の場合、基本となる日常会話テキストから入る場合が多いと思いますが、レベル確認が大切です。初心者だからと易しすぎるレッスンを何度も受ける必要はありません。でも、易しすぎるところから確実に始めたいと思う人もいるでしょう。
人それぞれですが、好きにテキストを選べる分、カリキュラムを組む責任も自分にあります。慣れてきたら日常会話2回に発音レッスンを1回入れる、自分のレベルに合ったテキストがあれば他のテキストも並行して受講してみるなど、自分で目標をたてて受講して下さい。但し、あれこれ手を出すだけではいけません。試してみて「これで行こう」と決めたなら、それらのテキストを一貫して受講して下さい。
いつも言うことですが、オンライン英会話を受講しただけで、英会話力が飛躍的に上がることはありません。受講時間以外で学習したことを実践し、積極的に挑戦していくことが何より大切です。
よく読まれている記事 【体験談】オンライン英会話の無料体験を6社受けました。選び方とは